両社はSKオンのバッテリーに特化した、エコで高性能な負極材を研究、開発する予定だ。ウルビックスが精製した黒鉛を使った負極材をSKオンが開発中のバッテリーに適用し、その性能を共同研究して改善を行っていく。協業期間は2年で、両社の合意を経て更新も可能だ。
今回の開発が成功すれば、SKオンはウルビックスから負極材の供給を受け、米国内の同社バッテリー工場に投入する方針を検討している。
ウルビックスは現在、米国アリゾナ州に年産約1000トンの負極材生産ラインを保有しており、これを2025年までに2万8500トンまで増強する計画だ。
SKオンは生産拡大を支え、安定的な材料供給を実現するため、供給網の多様化を進めている。正極材のメイン材料となるリチウムの安定的な確保のため、昨年にはチリのソシエダード・キミカ・イ・ミネラ(SQM)、豪州のレイク・リソーシズ、グローバルX リチウム&バッテリーテックETFなどと相次ぎ契約した。また負極材と関連しては昨年7月、豪州のシラー・リソーシズと、天然黒鉛の供給に関する覚書(MOU)を締結している。
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