ソウル市は、このような内容の「孤立・引きこもり」青年実態調査の結果を、19日に発表した。
この調査は、ここ1か月間に職業・求職活動がなく情緒的・物理的な孤立状態が6か月以上続いている場合を「孤立」とし、そのうち外出をほとんどせず家で生活することを6か月続けている場合を「引きこもり」と定義した。
調査の結果、ソウルの青年のうち「孤立・引きこもり」の割合は4.5%と推定された。これをソウル市の人口にあてはめると最大で12万9000人、全国単位では約61万人に達することになる。
「孤立・引きこもり」生活の持続期間は「1年以上3年未満」が28.1%、「3年以上5年未満」が16.7%、「10年以上」が11.5%の順であった。これは、ソウルの全青年の1%以上が「3年以上 “孤立・引きこもり”状態におちいっている」ことを意味する。
「孤立・引きこもり」生活をするようになったきっかけは、「失業または就職の困難」が45.5%で最も多く、「心理的・精神的辛さ」(40.9%)「人間関係を結ぶ難しさ」(40.3%)などの順であった。
また、これらの青年には「成人になる前に、家族の誰かが情緒的に困難におちいった経験」(62.1%)・「家の状況が突然困難になった経験」(57.8%)・「いじめなどに遭った経験」(57.2%)があったという。
さらに、これらの青年のうち、家庭の社会的・経済的水準が「普通より低い」という回答の割合は64.7%であった。これは、一般青年の31.4%より2倍ほど高い数値である。
今回の調査は昨年5~12月、ソウルに住んでいる満19~39歳の青年5221世帯と青年5513人を対象にオンラインで実施された。正確性を高めるため、実際の当事者と支援機関の実務者による深層調査が並行された。
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