22年の国内線の交通量は26万3432便と、統計の作成が始まった1996年以降で最多を記録した。地方の小規模空港で交通量が減少したものの、ソウルと南部・済州島を結ぶ金浦―済州線の増便が追い風になった。
1日平均は722便。新型コロナ感染拡大前だった19年の675便から20年は605便に減った後、21年に719便に盛り返し、昨年も増加した。新型コロナ禍で国際線の運航便数が減った国内の航空各社が、国内線の便数を増やしたとみられる。
国際線の22年の交通量は27万6356便だった。新型コロナの水際対策の緩和に伴い、東南アジアと米州、日本路線を中心に運航再開の動きが広がり、前年から約36%増加した。1日平均も757便にまで回復した。19年には1632便に上ったが、20年は547便に落ち込んでいた。
昨年最も航空交通量が多かった空港は、国際線がメインの仁川空港で19万244便(1日平均521便)。前年比24.6%増加し、済州空港を抜き返した。前年に最も多かった済州空港は6.8%増の17万7416便、次いで金浦空港が4.5%増の16万650便だった。
国土交通部の担当者は、閉ざされていた空の便が本格的に回復し始めたとし、交通量の増加傾向は今後も維持されるとの見方を示した。
Copyright 2023YONHAPNEWS. All rights reserved. 40