この日の午前、韓国ソウルのロッテホテルで開かれた “韓日-日韓協力委員会合同総会”で、尹大統領は韓国外交部(外務省)のチョ・ヒョンドン(趙賢東)第1次官が代読した祝辞を通して「韓国と日本は、安保・経済を含めたあらゆる分野で協力を必要とする最も近くて重要な隣国だ」とし「急変する国際秩序と厳重な安保環境の中で、両国は自由民主主義と人権の核心価値を共有しながら、域内の平和と繁栄のための連帯を続けていかなければならない」と伝えた。
尹大統領は「私と岸田文雄首相は幾度も会合を重ね、韓日関係改善の必要性に関する意見が一致しており、懸案をすみやかに解決し両国の協力を拡大していくことにおいて同感している」と強調した。
つづけて「最近、訪日韓国人・訪韓日本人の観光客が急増し、人的交流が再び活発になっている」とし「両国関係の改善を望む国民の声に耳を傾け、実質的な関係改善へとつながるよう、政府次元の努力を続けていく」と伝えた。
一方岸田首相は、相星孝一駐韓日本大使が代読した祝辞を通して「韓国は国際社会における様々な課題に対応するにおいて、協力すべき重要な隣国だ」とし「国交正常化以降築いてきた友好協力関係を基に懸案を解決し、日韓関係を健全な関係へと戻し一層発展させる必要がある」と伝えた。
また岸田首相は、厳重な安保環境における日韓・日米韓協力の重要性を強調し「ことしも尹大統領をはじめとした韓国政府と、緊密に意思疎通をしていこうと思う」と伝えた。
今回の韓日・日韓協力委員会合同会議は、2019年に東京で開かれて以来4年ぶりに開催された。
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