17日キョンギ(京畿)イルサン(一山)トンブ(東部)警察署などによると、警察は昨年2月ごろに殺害されたイ容疑者の元恋人Aさんが生前に健康診断のため訪れたパジュ(坡州)市の病院で採取した身体組織とイ容疑者の居住地から発見された血痕が一致するかどうかの鑑定を依頼した。国立科学捜査研究院は艦艇の結果、2つのDNAが一致すると報告した。
これに先立ち、警察はイ容疑者の居住地からAさんの血痕などのDNAを採取したものの、遺体を発見できずDNAの確認に困難を来した。しかし国立科学捜査研究院が血痕とAさんのDNAが一致すると明らかにしたことで、警察も遺体の捜索に捜査力を集中させる計画だ。
警察関係者は「鑑定結果は今後、検察に送る予定」とし、「機動隊、ドローン、捜索犬および119、軍の協力を得ながら陸上、水中、空中などの捜索は続けていく」と話した。
イ容疑者の事件を引き継いだ検察は専門捜査チームを構成し捜査している。
一方、イ容疑者は普段から周囲の人に自身を「建物の持ち主の孫」と話しており、これが一部事実であることが明らかになった。
教育者出身で後学を養成したイ容疑者の祖父は坡州一帯に土地を所有し、都市開発により富を得たとみられる。ただ、イ容疑者は財力家の祖父や父親から特別な財産を受け継ぐことができず、安定した職もなく生活が苦しかったという。
捜査当局もイ容疑者が困窮した経済的状況などから殺人に至ったとみている。イ容疑者は殺害直後に被害者らのクレジットカードと携帯電話を使用して金を使ったり、貸付を受けた容疑も持たれている。
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