許昌秀会長(全経連提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
許昌秀会長(全経連提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国経済団体、全国経済人連合会(全経連)の許昌秀(ホ・チャンス)会長が来月の任期満了を前に辞意を表明したことが、16日までに分かった。

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 財界関係者によると、許氏は先日、権泰信(クォン・テシン)全経連常勤副会長、李雄烈(イ・ウンヨル)コーロングループ名誉会長、趙源泰(チョ・ウォンテ)韓進グループ会長ら副会長団との会食の席で会長職を退く意向を示した。権氏も辞意を表明したという。

 許氏は2011年から6期連続で会長を務めており、来月に2年の任期を終える。

 社団法人である全経連は、会長の任期が終わる年の2月に開かれる定期総会で次期会長を推挙しなければならないが、これといった後任候補がいない状況だ。許氏は副会長団に次期会長候補の推薦も要請したという。

 許氏は17年、19年、21年の会長交代期にも再任を固辞したが、適当な候補がいなかったため引き続き会長を引き受けていた。

 だが、今回は自らの退任を機に全経連が本格的な刷新に乗り出すべきだと考えているようだ。朴槿恵(パク・クネ)元大統領の友人が実質支配した財団に対する大企業からの多額の資金集めを主導したとして、年会費の多くを負担していたLG、サムスン、SK、現代自動車の主要4グループが全経連を相次ぎ脱退したことで、同団体の財界での地位は低下している。

 財界関係者は「全経連の『暗黒期』に団体を率いてきた許会長が、今回は絶対に再任しないという強い意思を表明したと承知している」と説明した。


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