海洋警察防除対策本部が24日に明らかにしたところによると、航空巡察の結果、保寧市外煙島周辺の海上と狐島~鹿島の間で一部見られていた油の帯は薄い塊になっていることが確認された。海岸でも茅項~鶴岩浦間の岸壁や岩場など人の立入が困難な一部区間で黒い油の塊が見られるものの、その量は著しく減っている。ただ、前日に西海中部海上で波浪注意報が出されるほどの強い風が吹き、沿岸に漂着していた油の一部が再び海上に流れ出たことが確認されている。対策本部はこの油が外海に広がるのを防ぐため、鶴岩浦~波島里の海上に中・大型艦艇3隻を配置し、集中的な被害拡散防止作業を行っている。
対策本部は航空巡察で汚染源を把握し次第、防除装備と人材を配置する方針で、警備艇45隻、漁船241隻など、350隻余りの船舶と防除ヘリ8機を動員している。海岸では、ボランティア1万5000人余りを含む約3万人が油の除去作業に当たっている。泰安~群山沖の59の諸島地域では、この日も専門業者とボランティアによる油除去作業が進められるとともに、回収した廃棄物をヘリで搬出している。
クリスマスの休日を迎え、被害現場には多くのボランティアが訪れることが予想される。このため対策本部では、団体ボランティアは責任区域を決めて配置し、事故などの予防と作業教育を徹底する方針だ。
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