高銀氏(資料写真)=(聯合ニュース)
高銀氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の著名詩人、高銀(コ・ウン)氏(89)のセクハラ疑惑を暴露した女性詩人の崔泳美(チェ・ヨンミ)氏(61)が12日、フェイスブックに「偽善を実践する文学」と投稿した。疑惑について謝罪しないまま高氏が文壇に復帰したことに対する批判とみられる。高氏は先ごろ詩集と対談集を出版した。 崔氏は17年、季刊誌に高氏による自身や後輩へのセクハラを暗示する詩を発表。翌年、これが明るみになり大きな波紋を呼んだ。 高氏はかつてノーベル文学賞候補にも名前があがった韓国文壇の重鎮。崔氏の暴露により高氏への非難が高まり、詩人としての活動は困難な状況となった。 高氏は崔氏らを相手取り損害賠償請求訴訟を起こしたが19年の控訴審で敗訴後、上告しなかった。 セクハラ疑惑について謝罪せずに文壇に復帰した高氏に対する大衆の反応は冷ややかだ。 韓国のオンライン文学専門誌「ニュースペーパー」が今月7~8日に作家172人、読者1817人を対象に実施したアンケートでも、1973人(99.2%)が高氏の復帰に反対すると答えた。
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