昨年の中高生の学業成就度が前年に比べ全般的に低下し、特に数学と科学で基礎学力に満たない生徒が増加したことが分かった。
 教育人的資源部が韓国教育課程評価院に委託し昨年10月18~19日に行った、「2006年国家水準学業成就度評価」の結果によるもの。調査では、全国の小学6年生、中学3年生、高校1年生の約3%に当たる6万846人(905校)を対象に、国語・社会・数学・科学・英語の5科目を評価した。

 高1の数学は、成就水準が優秀と評価された生徒の割合を示す優秀学力比率が14.8%と、前年(14.5%)とほぼ同じだったが、基礎学力に満たない生徒の割合を表す基礎学力未到達比率は10.4%を記録し、前年(8.2%)を2.2ポイント上回った。科学は優秀学力比率が7.4%から6.9%に小幅に下落したのに対し、基礎学力未到達比率は9.5%から13.0%に上昇している。英語もやはり優秀学力比率が12.9%から12.4%に下落し、基礎学力未到達比率は2.7%から4.9%に上昇した。

 中3の場合も、優秀学力比率が数学は2005年の19.5%から18.3%に、科学は14.4%から11.4%にそれぞれ下落した。これに対し基礎学力未到達比率は数学が3.6%から6.9%に、科学は4.8%から5.8%に上昇した。

 小6では5科目すべてが前年に近い水準を示したなか、英語の学業成就水準が国語よりはるかに高いと分析された。

 学業成就度の結果を性別に見ると、優秀学力比率の場合、小6は全科目で女子が男子より高く、中3と高1は国語と英語は女子が、社会・数学・科学は男子が高かった。また、基礎学力未到達者は小6、中3、高1ともに5科目で男子が女子より多かった。

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