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韓国 きょうのニュース(1月5日)
◇軍事合意の効力停止なら北朝鮮向け宣伝放送再開か 政府が検討着手 政府は南北軍事合意の効力を停止させる場合、軍事境界線付近で拡声器を使った北朝鮮向けの宣伝放送を再開できるかについて、法律の検討に着手した。統一部当局者は5日、記者団に「軍事合意の効力停止が行われる場合、南北関係発展法で禁止している行為を行えるか検討を進めている」と明らかにした。国会での立法措置が必要かどうかに関しては、「法令の解釈は担当機関の所管」として、「立法手続きは必要ではないと考える」と述べた。ただ、北朝鮮が強く反発するビラ散布と宣伝放送が再開されれば、南北関係はさらに悪化し、新たな挑発行為の火種になる懸念がある。◇逃走したコロナ陽性の中国人 ソウル市内で身柄確保 韓国入国後の新型コロナウイルス検査で陽性と判明し、隔離を拒んで3日夜に逃走した40代の中国人がソウル市内のホテルで身柄を確保された。仁川中部警察署が明らかにした。この中国人は3日に中国発の航空便で韓国の仁川国際空港第1旅客ターミナルに到着し、直後の新型コロナ検査で陽性と判定された。隔離先である空港近くのホテルに専用バスで到着後、行方が分からなくなっていた。警察はこの人物を仁川に移し、逃げ出したいきさつや経路などを調べる方針だ。◇雑踏事故で管轄消防署長の逮捕状請求せず 警察トップは「嫌疑なし」 ソウルの梨泰院で159人が亡くなった雑踏事故を捜査する警察庁特別捜査本部は、梨泰院を管轄する竜山消防署のチェ・ソンボム署長の逮捕状を再請求しないと発表した。特別捜査本部は先月末、業務上過失致死傷の容疑でチェ氏の逮捕状をソウル西部地検に請求したが、検察は同氏の過失と犠牲者の死亡との間の因果関係が不明確だとして補完捜査を要求。同本部は追加捜査でチェ氏の逮捕理由を補強できず、検察との協議の上で逮捕状を再請求しないことを決めた。チェ氏は来週中に書類送検される見通しだ。特別捜査本部は一方、警察トップの尹熙根(ユン・ヒグン)警察庁長については、多くの人が集まる状況での安全管理に法的な義務を負わないとの理由で「嫌疑なし」とする予定だ。◇雑踏事故の国政調査 17日まで10日間延長へ 与党「国民の力」の朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表と最大野党「共に民主党」の朴洪根(パク・ホングン)院内代表は国会で会合を開き、雑踏事故の真相解明などに取り組む国会の国政調査の期間を17日まで延長することで合意したと発表した。昨年11月24日に発足した国政調査特別委員会は、今月7日に45日間の活動期間が終了する。だが、国会での予算案の審査などで先月21日になって初めて現場調査が行われるなど本格的な活動開始が遅れ、証人の採択を巡る問題で当初予定されていた3回目の聴聞会も活動期間中に開けない状況となり、与野党は期間延長に向けて交渉を進めてきた。◇あす午後から全国で雪や雨 内陸では積雪も 韓国では6日の午後遅くから7日午前にかけて、全国で雪や雨が降ると予想される。モンゴルから韓国に接近する気圧の谷の影響を受けた低気圧とそれに伴う雲が韓国の北側を通り、雪や雨を降らせる見通しだ。6日午後遅くから西側地域で降り始め、夕方から夜にかけて全国に広がると予想される。雪や雨は7日未明から午前にかけてやむが、江原道内陸の山間部では7日昼まで降り続きそうだ。気温が低い内陸ではまとまった量の積雪が予想され、江原道の内陸・山間部では多いところで10センチ以上積もる見通しだ。