5日、ソウル南部地検刑事6部は、シン・ソンシク検事長とKBS記者A氏を出版物による名誉毀損(きそん)、情報通信網法違反(名誉毀損)でそれぞれ在宅起訴した。
KBSは2020年7月、ハン・ドンフン(韓東勲)法務部(法務省に相当)長官とイ・ドンジェ元チャンネルA記者が「ノ・ムヒョン(盧武鉉)財団」のユ・シミン理事長のシンラジェン(Sillajen)株価操作関与疑惑を提起しようと共謀した情況を報道した。韓長官は「虚構であり創作」として、KBS報道関係者と虚偽情報を提供した捜査機関関係者などを名誉毀損容疑でソウル南部地検に告訴した。
KBSは誤報を認めて謝罪したが、韓長官は同年12月、KBS記者に誤報内容を確認した検事としてシン検事長を名指しした。当時、シン検事長はソウル中央地検3次長検事として勤めていた。
捜査に着手した検察はシン検事長が「チャンネルAの記者に対する強要未遂事件」捜査で取得した情報と虚偽事実をKBS記者たちに数回知らせたと判断した。A氏に対しては「シン検事長の発言に対して事実確認を経ずに事実関係を歪曲(わいきょく)し、断定的に虚偽報道した」と説明した。
検察は報道過程に関与した他のKBS記者2人は報道関与の程度と役割、地位などを考慮して起訴猶予を、共に告発されたKBS報道本部幹部たちは不起訴処分にした。
検察の関係者は「今後の公判過程で、被告人に責任に相応する刑が宣告されるよう、公訴維持に最善を尽くす」と明らかにした。
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