4日仁川警察庁と防疫当局などによると、今月3日午後10時7分ごろ、仁川市チュング(中区)ヨンジョンド(永宗島)のホテル付近で中国人男性(41)が新型コロナウイルス陽性判定による隔離を拒否し逃走した。
男性は中国発の旅客機に乗り仁川空港第1旅客ターミナルに入国した後、新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。これにより男性は臨時生活施設のホテルに隔離される予定だった。
当時、男性は感染者移送用のミニバスに乗り、防疫当局が仁川に準備した臨時隔離施設のホテルに到着した後、客室の割り当てを待っていた。
現場には秩序維持要員らも配置されていたにもかかわらず、男性の逃走を防ぐことができなかったという。
警察が周辺のCCTVを確認した結果、男性は防疫関係者が感染者の隔離手続きを行っている間にかばんを持って素早く逃走した。当時のCCTVの時刻を見ると午後10時4分52秒ごろ、白い服を着た男性が車両から降り、足早にホテルを離れた。
逃走した男性は隔離施設から300メートルほど離れた大型スーパー付近まで移動した後、そのまま姿を消した。警察は男性に対する追跡範囲を広げているものの、逃走経路はまだ把握できていない。
保健福祉部(部は省に相当)中央事故収集本部のキム・ジュヨン医療支援チーム長は、「空港で防疫バスを別途に運営しており、ホテルに入るまで引率者と秩序維持要員らが合流することになるが、望ましくない事態が発生した」とし、「状況の発生と同時に警察官らが現場にすぐに投入され、身柄を確保するため追跡している状態」と伝えた。
キム医療支援チーム長は、「隔離場所を無断離脱した短期滞在外国人は感染病法に違反した現行犯としてすでに手配された状態」とし、「逮捕されれば法律に基づき1年以下の懲役または1000万ウォン(約103万円)以下の罰金に処され、強制出国と一定期間内の入国が制限される処罰を受けることになる」と明らかにした。
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