3日、韓国防疫当局によると、中国からの入国者に対する高強度防疫対策施行初日の2日、中国から入国した短期滞在者に対する新型コロナ陽性判定率が19.7%を記録した。
前日入国した1052人のうち短期滞在者309人、そのうち感染の判定を受けた61人は7日間隔離しなければならない。政府はインチョン(仁川)空港近くのホテルに160人(2か所)が収容可能な施設を含め、キョンギ(京畿)とソウルにも134人が収容可能な予備施設を確保した。
新型コロナ新規感染者が1週間で再び8万人台に上昇した中、60人余り内外を維持していた海外流入事例は、中国からの入国者に対する検査を実施しながら急増すると予想される。中央防疫対策本部によると、同日午前0時基準、新型コロナ新規感染者は8万156人で、このうち海外流入事例は63人だった。重症患者数は3日連続600人台と高く維持されている。
政府はソウルと仁川、京畿などに予備施設を追加することにしたが、対策の準備が緊急な状況だ。香港・マカオからの入国者も7日から検疫強化対象に追加することにし、隔離対象者はさらに増えることになる。先月、香港からの入国者数は4万4614人で、中国からの入国者数(3万7121人)を追い越した。ただし出発48時間以内の陰性確認書提出と「検疫情報事前入力システム」(キューコード)入力義務化を優先適用し、入国後の検査は症状がある場合に限り実施する予定だ。
一方、米国で全体感染の40%ほど占めて優勢株化しているオミクロン下位変異XBB.1.5も、韓国にすでに流入していることが確認され、懸念を高めている。
XBB.1.5は「ステルス・オミクロン」と呼ばれるBA.2から派生したXBBの下位株である。現在まで知られている変異の中で最も伝染性が高く、改良ワクチンの回避力が強い。ただし、入院率や致死率を高めるかどうかは確認されていない。韓国ではこの変異が、昨年12月8日に初めて確認されて以来、この日まで13件(韓国内感染6人、海外流入7人)検出された。
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