入賞者の兵役特例　ロシア主催コンクールなどを除外＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国兵務庁は２日、国際芸術コンクール２位以上の入賞者は特例として通常の兵役に変わり、芸術・体育要員として服務できるとする規定を巡り、対象となるコンクールからロシアで開かれるチャイコフスキー国際コンクールなど６大会を１日付で除外したと発表した。　除外された６大会は、国際音楽コンクール世界連盟、世界の舞踊ダンサーが在籍する「ＣＩＤ－ＵＮＥＳＣＯ」（ユネスコ国際ダンスカウンシル）、国際演劇協会（ＩＴＩ）などから除名や脱退が確認されたという。　除外された６大会のうち、３大会はロシアが主催するもので、特にチャイコフスキー国際コンクールは「世界三大音楽コンクール」の一つだが、ロシアがウクライナに侵攻したことを受け、国際音楽コンクール世界連盟が同コンクールの排除を決定した。　特例が認められる国際コンクールなどは昨年の４２大会から今年は３６大会に減った。　李基植（イ・ギシク）兵務庁長は「兵役の義務の公正性と公平性を向上させるため、今後も持続的に芸術・体育要員への編入を認定する大会を見直す計画だ」と述べた。