中国からの入国者、1日550人のコロナ検査が可能…最大100人収容の施設を用意＝韓国

韓国政府は2日に始まる中国からの入国者防疫強化措置に合わせ、1日最大550人までコロナ検査ができる対応体系を整えたと強調した。

チョ・ギュホン中央災難安全対策本部1次長（保健福祉部長官）は1日、政府ソウル庁舎で中央災難安全対策本部（中対本）会議を主宰し「2日より中国からの入国者について入国後1日以内に遺伝子増幅（PCR）検査が義務付けられるため、事前準備に万全を期する」と述べた。

さらに「1日最大550人まで検査が可能な施設および人材を確保した。短期滞在外国人に対する検査のためにインチョン（仁川）空港1・2ターミナルに3つの検査センターの運営準備を完了し、疾病管理庁および軍・警・消防など、関係機関の協力を通じて500人の検疫支援人材を配置した」と説明した。

続いて「空港内に500人以上収容可能な別途の被検査者待機空間2か所を用意し、運営する予定である。感染した入国客を最大100人まで収容できる臨時在宅施設を用意し、仁川、ソウル、キョンギド（京畿道）に予備施設を追加で確保する計画だ」と付け加えた。

通常、日曜日には中対本会議を開かないが、政府はこの日、新年初日を迎えて日曜日であるものの、中対本会議を開き、月曜日から施行される中国コロナ対策の準備状況を点検した。

政府は2日より中国から来るすべての入国者にコロナのPCR検査を受けるようにし、観光客などを対象とする短期ビザ発給を中止するなど、中国からの流行の国内拡散を防ぐための高強度対策を施行する。

チョ1次長は「中国政府の防疫緩和措置以降、中国の主要都市で感染者が急増しており、緩和された防疫措置により中国からの入国者が急増するという懸念があった。徹底した事前準備を通じて入国前PCR検査と入国後の空港内検疫、感染時の隔離など、防疫対策を支障なく履行していく」と明らかにした。