チャンネルAは28日、A氏(32)と60代のタクシー運転手B氏の接触事故前の状況が撮られた防犯カメラの映像を公開した。
公開された映像には20日午後9時59分ごろ、キョンギド(京畿道)コヤン(高陽)市のある道路で灰色のジャンパーを着たA氏が誰かに電話をかけている姿が映っていた。よろめきながら道を歩いていたA氏は、白いSUV車を運転して出てきた。
その後、そのまま直進するのかと思ったら、急にブレーキを踏み、車を道路に止めてA氏は通行人としばらく会話を交わした。
この通行人はA氏の現在のガールフレンドで、当時彼の飲酒運転を引き止めたという。
それでもA氏は結局、車を運転して路地を抜ける際、タクシーと接触事故を起こした。
その後、車から降りたA氏とタクシー運転手は横断歩道の前で話し合い、約15分後に共に現場を離れた。
2人はそれぞれの車に乗って現場から6キロメートル離れたA氏のアパートに移動した。その後、A氏はB氏を殺害した後、クローゼットに遺体を隠した。
A氏は、B氏に飲酒運転の事実を申告しなければ、示談金を与えるとし、自分の家に連れて行ったことが分かった。A氏はB氏を鈍器で殺害した後、B氏のタクシーを家から800メートル離れた空き地まで運転し、歩いて帰宅した。この過程でタクシーのドライブレコーダーのメモリーカードを削除したという。
約5日後「彼氏の家のクローゼットに遺体が入っている」という彼女の通報を受けて出動した警察によってA氏は逮捕された。
A氏はB氏に対する殺人および遺体隠匿疑惑とは別に、8月初めパジュ(坡州)市の家の家主で元彼女だった50代女性C氏を殺害し、遺体を坡州市コンヌン(孔陵)川辺に遺棄した疑惑も受けている。
A氏は、C氏と数年間交際しており、一緒に暮らしたのは今年4月からだと主張した。C氏を殺害した後も平然とその家に住み続け、新しいガールフレンドとも一緒に過ごしたという。
A氏は、2件の犯行とも腹立ちまぎれに犯した偶発的な犯行だったと主張している。
しかし、A氏は被害者名義のクレジットカードを利用したりもした。A氏は、B氏のクレジットカードで約5000万ウォン(約526万円)、C氏のクレジットカードで約2000万ウォン(約210万円)を使ったと警察に供述した。
これに対し警察は被害者を殺害した直後、A氏が金銭的利益を得た点を考慮し、計画的な犯行かどうかを調べている。
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