光化門の教保文庫・明洞餃子本店など…ことしの「ソウル未来遺産」に選定=韓国(画像提供:wowkorea)
光化門の教保文庫・明洞餃子本店など…ことしの「ソウル未来遺産」に選定=韓国(画像提供:wowkorea)
「キョボ(教保)文庫」クァンファムン(光化門)店、「ミョンドン(明洞)餃子」本店、「クンサン(宮山)トンネル」、「ピョンサンジェ」などがことしの「ソウル未来遺産」に新たに選定された。

28日ソウル市によると、ことし4か所が追加されたことで、2013年の初選定から現在まで計505か所のソウル未来遺産が選ばれた。

ソウル未来遺産は、文化財として指定されていない場所の中から、未来世代に伝える価値がある有形・無形の遺産を選定し支援する事業だ。市民、専門家らが提案した基礎現況調査、および未来遺産保存委員会の審議を行い、最終的に所有者の保存意思を確認する手続きを経て選定される。

教保文庫は1981年に設立された当時、国内最大の書店であり、本をはじめとしたソウル市の文化空間の象徴的な役割を果たしてきた。

明洞餃子は1970年に開業し2代目の営業を続けているカルグクス専門店だ。「明洞カルグクス」の元祖として明洞の代表名所としての保存価値が認められた。

宮山トンネルはカンソ(江西)区マゴク(麻谷)洞に位置するトンネルで、日本植民地時代の1940年に掘削され、開放とともに工事が中断された。日本植民地時代の歴史を伝える場所として価値があると評価された。

ピョンサンジェは1959年にチョンノ(鍾路)区トンイ(通義)洞に新築された韓屋を1978年にピョンチャン(平倉)洞に移転した韓屋だ。伝統的なコの字型の幾棟も重なった形がよく保存されており、2020年にはソウル優秀韓屋にも選定された。

ソウル特別市のチュ・ヨンテ文化本部長は、「ソウル未来遺産は市民らの自発的な発掘と保存を原則とするわれわれの遺産」とし、「今後はデジタル時代に合った広報コンテンツを強化し、より多くの市民らがソウル未来遺産の趣旨に共感し共に育んでいけるようにする」と話している。
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