3年ぶりに開かれた中国旅行市場「最後のパズルピースははまったが…」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
3年ぶりに開かれた中国旅行市場「最後のパズルピースははまったが…」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
中国政府が来月8日から3年間続けてきたコロナによる国境封鎖措置を緩和することにし、旅行市場回復の期待が高まっている。韓国観光公社をはじめ、ソウル、キョンギド(京畿道)、インチョン(仁川)、チェジュ(済州)などの地域では、中国現地の状況を注視し、中国人観光客の誘致に乗り出す準備に乗り出している。主要市場である日本、台湾に続く中国の国境再開放に「市場回復の最後のパズルピースがはまった」という評価が出ている。インターパークのシン・ジョンホ副社長は「中国は日本、台湾などと異なり団体パッケージ旅行需要が高い地域で、まず北京、上海など航空便運航が増える地域からパッケージ商品を再整備して増やしていく計画」と話した。

 コロナ以前、韓中両国は旅行市場で相互に大きな比重を占める絶対的依存関係を維持してきた。2019年の1年間、国内では日本(558万4597人)の次に多い419万1790人が中国を訪問した。同期間、中国では全体の訪韓外来観光客(1750万2756人)の中で最も多い602万3021人が韓国を訪れた。旅行業界がこれまで完全な市場回復の前提条件として中国旅行再開を挙げたのもこのような理由からだ。ハナツアー関係者は「全体パッケージ商品の20%を占める中国旅行市場が復活すれば旅行市場の回復速度もそれだけ速くなるだろう」と期待した。

 しかし、旅行業界は韓中両国の旅行需要が来年3月以降になってようやく回復するものと予想している。12月から2月までの冬季シーズンは旅行オフシーズンであるうえ、まだ航空路線が完全に復旧していないためだ。入国48時間前に義務的に行わなければならないコロナPCR検査、春節(1月21〜27日)以降の再拡散の可能性なども市場回復の障害要因であり変数に挙げられる。
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