仁川地裁は23日、公職選挙法違反(選挙妨害)の容疑で起訴されたA氏(62)に懲役4か月・執行猶予1年を言い渡した。
裁判所は「被告人の行為は個人権益を侵害した側面もあるが、民主政治の根幹である選挙の自由を侵害するものと見ることができる」とし「候補者がその後、自由に選挙運動することにも大きな支障を与えかねず、これを言論報道で接した有権者らにも心理的・類型的影響を及ぼす恐れがあり責任が重い」と指摘した。
ただし、「被告人が控訴事実を認めて、再び同じ行動をしないと誓っている」とし「被告人が偶発的に犯行に及んだ点、被害者が被告人の処罰を望まない点、被告人に刑事処罰を受けた前歴がない点などを参酌した」と量刑理由について明らかにした。
これに先立ち、検察は10月28日に開かれた結審公判でA氏に懲役6か月を求刑していた。
A氏は5月20日午後9時35分ごろ、仁川市桂陽区ケサン(桂山)洞の某飲食店で建物外の歩道を歩きながら街頭遊説をしていた李在明代表とチョ・トクチェ桂陽区議員などに向かって鉄製の器を投げて選挙運動を妨害した疑惑で裁判に渡された。
A氏は1階の飲食店の野外テラスで知人と酒を飲んでいたところ、仁川桂陽乙の国会議員候補だった李在明代表が店の前を通り過ぎると、チキンの骨を入れるステンレス材質の器を投げた。
A氏は警察の調査で「うるさかった」とし「酒を飲んでいるのに気分が悪かった」と供述したことが伝えられた。
A氏は2日後に警察に拘束されると、翌日、拘束適否審を請求し、裁判所の認容決定によって釈放された。
李在明代表はA氏が拘束されると、代理人を通じて善処してほしいという内容の嘆願書(処罰不願書)を仁川地裁に提出していた。
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