「3キロメートル移動するのに1時間」...大雪でバスが滑り屋根が崩れ落ちる=韓国(画像提供:wowkorea)
「3キロメートル移動するのに1時間」...大雪でバスが滑り屋根が崩れ落ちる=韓国(画像提供:wowkorea)
首都圏の大半と内陸地域に寒波警報が発令された中、全国各地で交通事故が発生し、車の渋滞が発生した。

韓国気象庁によると、同日10時30分基準で地域別の新積雪量(1日で新たに積もった雪)は、チュンチョンナムド(忠清南道)ソチョン(舒川)で15センチメートル、チョルラブクト(全羅北道)クンサン(群山)で13.3センチメートル、チュンチョンブクト(忠清北道)チョンジュ(清州)で9.4センチメートル、チェジュ(済州)特別自治道ソギポ(西帰浦)で1.8センチメートルとなった。全羅北道イムシル(任実)など一部の地域では、50センチメートルを超える累積積雪量が記録された。

特に、朝の気温が氷点下15度前後に下がるなど、今シーズンで最も強い寒波が発生し、道路が凍結して交通事故が相次いだ。

忠清南道ノンサン(論山)の道路ではこの日午前0時25分ごろ、凍結した道で滑った軽自動車がひっくり返る事故が起きた。

午前7時27分にはホナム(湖南)高速道路のスンチョン(順天)方面のオククァナドゥルモク(玉果交叉路)付近で凍結した道を走行していた高速バスが滑ってガードレールにぶつかり左側に倒れた。高速バスには乗客10人が乗っていたが、全員がシートベルトをしていたため、人命被害は発生しなかった。

クァンジュ(光州)・全羅南道では歩行者が凍った路面で滑って手首や腰などを負傷する転倒事故も発生した。

大雪特報が発令された前日未明から同日午前7時まで、光州では大雪による被害31件(交通6件、転倒22件、安全措置3件)が発生して消防が出動した。全羅南道でもこの日午前、交通事故4件、転落事故5件など10件の事故が起きた。

全羅北道群山市のあるカフェでは、建物の上に積もった雪で屋根が崩れ落ちた。この事故で家具などが破損するなどの被害が発生したが、けが人はいなかった。

出勤途中に市民らは凍結した道路に足を取られて冷や汗をかいた。

清州市民のA氏(32)は聯合ニュースに対して、「大げさに言うのではなく、3キロメートル移動するのに1時間以上かかった」とし「通行量が多い道路なのに除雪作業がなぜこんなに遅いのか疑問」と述べた。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 99