<韓国ヒストリー>43年前の12月、明洞にロッテ百貨店の前身「ロッテショッピングセンター」誕生(画像提供:wowkorea)
<韓国ヒストリー>43年前の12月、明洞にロッテ百貨店の前身「ロッテショッピングセンター」誕生(画像提供:wowkorea)
1979年12月17日、ソウル市ミョンドン(明洞)にロッテショッピングセンター(現:ロッテ百貨店本店)がオープンした。クリスマスを控えた時期のオープンだったため、外壁はクリスマスの雰囲気で飾られている。ショッピングセンターの前を通る乗用車は、ヒュンダイ・ポニー。

 オープン当日は多くの人でにぎわった。当時のソウルでは珍しく床や壁に大理石があしらわれ、華やかで高級感のある雰囲気に、訪れた客は目を丸くしたという。28階建てのロッテビルディングにあるロッテショッピングセンターは、地下1階・地上7階で全7800坪。地下1階は食品、地上1階は雑貨、2階は男性用衣類、3階は女性用衣類、4階は児童用品、5階はカルチャー用品、6階は家庭用品、7階は家具という構成だった。明洞の入り口にロッテ百貨店ができ、流動人口が増加して80年代の経済が安定して成長していたことから、明洞付近の商店はさらに活性化した。

 ロッテショッピングセンターの商号は1988年に「ロッテ百貨店」に変更。ロッテ百貨店は2002年にはすぐ横にあった「ミドパ百貨店」本店・支店の8店舗を買収し、現在、ロッテ百貨店は60店舗という韓国最大の店舗数を持つ。2018年には韓国のデパート全体の売り上げが30兆2952ウォン(約3兆1000億円)で、そのうちビッグ3に入るロッテは11兆8187億ウォン、新世界は7兆7491億ウォン、現代は7兆2681億ウォンを記録し、占有率はロッテが39%、新世界が25.6%、現代が24%を占めた。

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