韓国の新規コロナ感染者6．8万人　重症者数500人超続く

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は23日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から6万8168人増え、累計2853万4558人になったと発表した。

　新規感染者数は前日（7万5744人）より7576人少ないが、1週間前の16日（6万6953人）に比べ1215人、2週間前の9日（6万2716人）に比べると5452人、それぞれ多い。冬に入ってから増加傾向にある。

　この日の新規感染者のうち海外からの入国者は95人で、10月4日（106人）以来の高水準となった。市中感染者は6万8073人。

　重症者数は530人と、100日ぶりの高水準だった前日からは17人減ったが、6日連続で500人を上回っている。

　新たな死者は63人で前日より1人多い。死者の累計は3万1674人。

　韓悳洙（ハン・ドクス）首相はこの日、中央災難（災害）安全対策本部の会議で「新規感染者数の増加傾向が続いているが、全般的な医療対応状況は安定的」としながら、屋内でのマスク着用義務の調整基準を提示した。▼患者発生状況の安定化▼重症患者と死者の発生数減少▼安定した医療対応力▼高リスク群の免疫獲得――の四つのうち二つ以上で基準を満たした場合、中央災難安全対策本部が議論をした上でマスク着用義務の緩和時期を決定する方針だと説明した。