アジアを回って約20人を殺害した殺人犯が釈放(画像提供:wowkorea)
アジアを回って約20人を殺害した殺人犯が釈放(画像提供:wowkorea)
ドラマ「ザ・サーペント」の主人公であり、1970年代アジア一帯で少なくとも20人のバックパック旅行客を殺害した悪名高い連続殺人犯が、ネパールから釈放され故国フランスに戻る展望だ。

 21日(現地時間)、AP、EFE通信など外信によると、ネパール最高裁判所は同日、シャルル・ソブラジ(78)が模範囚に心臓病を患う上、すでに刑期の75%を満たしているとし、釈放決定を下した。

 ネパールの終身刑は通常20年で、ソブラジはこのうち19年を服役した。

 最高裁はソブラジに15日以内に出国するよう命令しながらも、具体的な場所を明らかにしなかった。ただし最高裁のスポークスマンは「裁判所は他の収監理由がない限り自国に返すことを命じた」と説明した。

 ソブラジは米国とカナダから来た旅行客2人を殺害した疑いで2004年ネパールで終身刑を宣告され服役中だ。

 彼は1970~1980年代の間、タイ、インド、香港などで若い西洋人旅行客20人以上を飲食物に毒物を混入する手口で殺害した疑いで数回有罪を宣告された経緯がある。当時、ヒッピー文化が広がり、西欧の若者層ではアジアにバックパック旅行に行くのが流行だった。

 彼は1976年にインドのニューデリーで数件の殺人罪で初めて逮捕され、バスに乗っていたフランス人観光客に毒物を飲ませた罪で有罪と認められ懲役20年の刑を宣告された。その後、1997年に釈放されフランスに渡り、マスコミとのインタビューなどで豪華な生活を続けたが、2003年にネパールで殺人容疑で再び逮捕された。
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