韓国ハン首相、無断横断論議拡散…首相室「警察官の指示によるもの」

韓国ハン・ドクス首相が、イテウォン（梨泰院）惨事犠牲者市民焼香所を訪れ、帰り際に無断横断をしたという内容の通報が国民シンムンゴ（申聞鼓/e-People/目安箱）に受け付けられた。これに対して首相室側は現場警察官の指示によるものとの解明を出した。

首相室は21日、報道を通じて「ハン首相は12月19日午後、追悼の意を込め梨泰院惨事の焼香所を訪れたが、遺族の反対により弔問できず、政府ソウル庁舎に戻り、この過程でハン首相は、勤務中だったヨンサン（龍山）警察署の警察官の指示に従い、横断歩道を渡った」と説明した。

ハン首相は12月19日、龍山区ノクサピョン（緑莎坪）駅近くに設けられた合同焼香所を予告なく訪れ、謝罪を要求する遺族の抗議に踵を返した。ハン首相は、反対側の道路に停車中の専用車に乗るため、赤信号であったが横断歩道を渡った。

これについて市民は「ハン首相が道路交通法に違反した」とし、国民シンムンゴを通じてソウル龍山警察署に通報した。ハン首相が無断横断をする姿が捉えられた映像もインターネットコミュニティ、YouTubeなどを通じて拡散されている。