21日ソウル市は新型コロナウイルス感染者の分析結果を発表した。再感染の事例が6月から増加し、12月初週(12月4日~12月7日)基準で14.99%を記録、感染者の100人に15人は「再感染者」であることが確認された。
ソウル市の新型コロナウイルス再感染推定事例は2021年5月に初めて発生した。その後、感染者中の再感染者が占める割合は1%未満を維持したが、2022年6月から増加し始め、11月には10%を超えた。
過去3か月間(10月1日~12月7日)、ソウル市の新型コロナウイルス再感染者の特性を分析した結果、療養病院の感染者の40%以上、療養施設の感染者の30%以上が再感染者だった。
特に60歳以上の感染者における再感染者の割合が持続的に増加しており、健康脆弱(ぜいじゃく)階層の格別な注意が必要だとソウル市側は明らかにした。
また、活動が多い20歳未満の感染者も5人に1人(約20%)が再感染者と調査され、ワクチン接種と予防規則の順守が重要だと分析された。
今回の研究ではワクチン接種が再感染の危険を減らすということも確認された。10月基準の未接種感染者の23.2%が再感染者と推定される。
これは4回接種感染者における再感染者の割合(6.5%)の約3.6倍で、5回接種感染者における再感染者の割合(4.8%)より4.8倍以上高い数値だ。接種回数が多いほど再感染の割合は低く、ワクチン接種が再感染の危険を減少させるという国内外(米国、疾病庁)の研究結果と一致する。
最近の国内の研究で、ワクチンの追加接種をためらう最も大きな要因として「追加接種後に発生する可能性のある副反応に対する心配」(54.1%)が挙げられたが、実際にソウル市で新型コロナウイルスワクチン接種後に副反応が発生したという報告は接種者比0.3%(2022年11月30日基準)と軽微な水準だ。
ソウル市は再感染の推定事例が増加した原因を、△時間経過に伴う自然またはワクチンの免疫効果の減少、△冬季ワクチン接種率の低調、△持続的な新規変異の出現などが複合的に影響を与えたとみている。今後、再感染の推定事例は増加を続けるとみられる。
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