「車の代わりに地下鉄で出勤」…首都圏を中心に「大雪」=韓国(画像提供:wowkorea)
「車の代わりに地下鉄で出勤」…首都圏を中心に「大雪」=韓国(画像提供:wowkorea)
21日未明から首都圏を中心に大雪が降り、市民らは雪の積もった道を出勤した。気温は先週に続き「最強寒波」となったきのうよりは高かったものの、早朝から降った雪が積もったせいで市民らは足早に出勤した。バスの代わりに地下鉄を選んだ人も多く、一部の地下鉄の区間では混雑が生じた。

21日韓国気象庁によると、きょう午前6時現在でインチョン(仁川)とキョンギ(京畿)北部、カンウォン(江原)北部の内陸には1時間当たり2~3センチ、首都圏とチュンブク(忠北)北部には1時間当たり1センチほどの雪が降った。首都圏と江原の内陸および山間部、忠北北部、キョンブク(慶北)北部の内陸、チェジュ(済州)の山間部などには大雪特報が発令された。

きょう午前、イーデイリーが取材したソウル市内のあちこちでは除雪が盛んに行われていた。大きな道路の中心は車が多く行き来するため雪が解けている状態だが、狭い道路や路地、店の前などには雪が積もったままだった。人が多く行き来する駅前などでは塩化カルシウムをまいて雪を解かすなどの除雪作業が行われていた。

このように道に雪が残っているため市民らは普段より急いで家を出発し、バスの代わりに地下鉄を選ぶ人もいた。ソウルのチョンノ(鍾路)区に出勤する会社員のホンさん(27)は、「雪が多く降ると聞いて、バスの代わりに地下鉄を利用しようと普段より30分早く起きた」とし、「普段より早く家を出たせいか、特に人が多いようには感じられなかった」と話した。

ただ、一部の地下鉄の区間では人が集中しひどく混雑した。ソウル大入口駅ではサダン(舎堂)・カンナム(江南)方面の2号線を利用するため人が集中し、列車を3台見送らなければ乗車できない状況で、それさえも乗車するために押し合いになったり、天井につかまるなど必死な様子だった。乗客の安全管理をしているソウル交通公社の職員は、「たった今、ホームの間に人が挟まった」とし、「安全および秩序の管理に万全を期さなければならない」と説明した。

国内線の航空便も大雪のため遅延および欠航が生じた。

一方、行政安全部(部は省に相当)はきのう午後11時に「中央災難安全対策本部」1段階に突入し、大雪危機警報水準を「関心」から「注意」に1段階引き上げた。ソウル市も出勤時間帯の交通混雑に備え、公共交通の集中配車時間を従来の午前9時から9時30分に延長した。
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