「SKY」随時合格しても2206人未登録、他大学医学系列へ＝韓国

韓国でいわゆる「SKY」（ソウル大・高麗大・延世大）に随時募集で合格しても登録していない学生が2206人と集計された。

20日、チョンノ（鍾路）学院によると、2023年度の代入随時選考で、コリョ（高麗）大学一次追加合格人員は1241人、ヨンセ（延世）大学追加合格827人、ソウル大学追加合格は139人となった。ソウル大学を除くと、随時合格しても未登録の学生が延世大学・高麗大学で2068人発生した。

随時追加合格人員が自然科学系列で多く発生した場合に、多数が他大学医学系列に移ったものと見られる。延世大の場合、一次追加合格者が自然系列465人、人文系列で350人が発生し、高麗大追加合格人員は自然系列654人、人文系列574人であった。

高麗大・延世大の場合、未登録者が多数発生した理由は、ソウル大と他大学医学系列に複数合格したケースが多いためであると分析される。チョンノ学院イム・ソンホ代表は「自然科学系列で追加合格が多い理由は、ソウル大学複数合格または医学系列に複数合格したことが最大の原因」と分析した。

ソウル大学を見てみると、昨年随時一次合格者は151人から今年138人と13人減った。今年、随時選考別追加合格人員は地域均衡選考が55人、一般選考73人、機会均衡選考10人だ。系列別追加合格は人文系列20人、自然系列112人、定員外単科大統合選抜6人で、自然系列の追加合格人員が格段に多かった。

チョンノ学院は、ソウルにある大学の随時選抜人員自体が減ったため、随時から定時に繰り越される人員も減少したと分析した。実際、2023年度のソウル圏所在の随時選抜人員は4万6287人で、昨年4万7556人より1269人（2.7%）減った。

これにより、定時での競争がより激しくなるというのがチョンノ学院の分析だ。イム・ソンホ代表は「随時追加合格が減り、これによる随時繰越人員が減少し、ソウル所在の定時競争はさらに激しいだろう」と述べた。