新型コロナ「8万人台」の韓国…政府が23日「室内マスク調整案」を発表

韓国では新型コロナウイルス感染症の冬季再流行が続く中、約3か月ぶりに最も多い新規感染者が発生した。

中央防疫対策本部は「20日の午前0時基準で、1日の新規感染者が8万7559人発生した」と明らかにした。この数値は、9月14日（9万3949人）以降97日ぶりに最も多い数値である。

入院中の重症患者は519人で、前日（535人）より16人減少した。重症患者数は去る18日に90日ぶりの「500人台」を記録した後、この日まで3日連続で500人台が続いている。新たな死者は前日より17人増加した56人発生した。

韓国政府は専門家たちの意見を考慮し、今月23日の中央災難安全対策本部会議で「室内マスク義務調整案」を発表する計画である。前日、国家感染症危機対応諮問委員会は、室内マスク着用義務調整方案について議論した。

この議論で専門家たちは、室内マスク義務調整の基準や対象・方法などについて意見を交わした。複数の出席委員たちは「室内マスク着用を “法的義務”から “勧告”へと転換することには多くが同意した」と伝えた。

韓国政府は「室内マスク着用義務を公共交通・福祉施設・医療機関を除いた施設でまず解除し、その後の流行状況をみながら除外された施設も解除する」という “2段階解除方案”に重きを置いている。