キョンギド(京畿道)公正特別司法警察団は、ことし7月から12月初めまでSNSを逆追跡する方法で被疑者5人を摘発し、検察に送致したと19日に明らかにした。
検挙された販売者の5人のうち4人が19歳未満(韓国では19歳から喫煙・飲酒可能)で、未成年者が同年代に有害薬物を販売する“同年代販売者”が急増している。
被疑者はSNSを通じて電子タバコや紙タバコなど未成年者に有害の薬物を販売。販売手数料として受け取った金額は計275万ウォン(約29万円)で、取引した未成年者は1081人に達するという。
満18歳の女子高校生は、ことし9月から約20回に渡って同年代の生徒たちに手数料を受け取ってタバコを販売し、摘発された。女子高校生は身分証確認を徹底していない町内の小規模のコンビニだけを狙ってタバコを購入するなど緻密さが見られた。
摘発された生徒たちの中で一番幼かった14歳の女子中学生は、母親の名義でタバコを購入した後、同年代の生徒に20回に渡って配送する方法で代理購入をした。
実際にSNSの検索窓には「代理購入」という単語だけ入力しても数多くのアカウントが出てくる。代理購入のアカウントは、未成年者を相手にタバコや酒、成人用品まで販売していた。
現行の青少年保護法上、青少年に酒やタバコのような有害薬物などを販売、提供した場合、2年以下の懲役または2000万ウォン(約210万円)以下の罰金に処される。
公正特別司法警察団のキム・ミンホン団長は「今回の捜査結果、好奇心や小遣い稼ぎが目的で代理購入・販売する生徒が増え、年齢が中学生にまで下がっていることが分かった。犯罪者の検挙だけでなく、未成年者を対象に青少年保護法違反に対する広報を強化して犯罪予防にも努めるようにしていきたい」と述べた。
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