大統領室の関係者は同日午後、ヨンサン(龍山)大統領室で記者団に対し、「(李首席の李元大統領訪問は)慣例に従って政務首席が本来の業務を行ったものだ」と説明。李首席は同日、李元大統領が入院しているソウル大学病院を訪れ、花かごとケーキを渡したという。李元大統領は2020年に、特定犯罪加重処罰法上の収賄などの疑いで起訴され、最高裁で懲役17年が確定。しかし、現在健康上の理由で刑執行停止状態になり、臨時出所している。
韓国の政界では、年末に予定されている恩赦に、李元大統領も含まれるものと見ている。ただ、大統領室は「誕生日祝いの慣例」を理由に、李首席の訪問と恩赦の関連性について線を引いたものと分析される。
李元大統領の刑執行停止期間は28日に満了する。李元大統領側は15日、「今回は刑執行停止の延長申請はしない予定だ。恩赦がなくても、再び刑執行停止の延長申請はしないというのが弁護人の考えであり、(李元)大統領もこれに同意した」と伝えた。
韓国法務省は23日10時、恩赦審査委員会を開き、特別恩赦・減刑・復権対象を審査する予定だ。同委員会の審査後、法務相が特定人物に対する恩赦・減刑・復権などを大統領に上申することになる。その後、尹大統領が最終決定。来週火曜日の27日の閣議を経て、翌日の28日に断行される見通しだ。
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