外国人保護所で“非人道的行為”を受けた外国人、国家賠償訴訟=韓国(画像提供:wowkorea)
外国人保護所で“非人道的行為”を受けた外国人、国家賠償訴訟=韓国(画像提供:wowkorea)
外国人保護所に拘禁され、「セウコッキ(後ろで手錠をかけたまま両手と足を捕縛した姿勢)」にあったと暴露した外国人男性が韓国法務部(法務省に相当)を相手取って、国家賠償訴訟を起こした。

 外国人保護所拷問事件対応共同対策委員会(以下、共同対策委員会)は16日、ソウル・ソチョ(瑞草)区のソウル中央地裁前で記者会見を開き、モロッコ出身A氏の訴訟事実を知らせた。A氏は今回の訴訟で身体的・精神的損害の賠償を受けなければならないとし、法務部に慰謝料3500万ウォン(約366万円)を請求した。

 共同対策委員会は「法務部は同事件の被害者に即刻謝罪し、賠償しなければならない」と主張した。

 難民申請者の資格で滞在していたA氏は昨年3月、強制退去命令を受けて、キョンギド(京畿道)ファソン(華城)外国人保護所に収容された。

 彼は外部病院の診療などを要求して職員と摩擦を起こした後、独房である「特別警護室」で手足などを後ろで縛られたまま長時間伏せる過酷行為、いわゆる「セウコッキ」にあったと主張し、議論が起こった。

 保護所側は暴れ、職員を暴行するなどの事情があったと釈明したが、法務部は独自真相調査を通じて昨年11月、保護所の人権侵害を認めた。

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