全障連が地下鉄デモを実施…「ソウル市長は無停車措置を謝罪せよ」＝韓国

障害者権利予算を確保するため地下鉄デモを実施してきた全国障害者差別撤退連帯（全障連）が今回はソウル市の「地下鉄無停車措置」に抗議し、オ・セフン（呉世勲）ソウル市長に謝罪を要求するデモを行った。

オ・セフン の最新ニュースまとめ

全障連は16日午前9時1分ごろからソウル地下鉄4号線のサムガクチ（三角地）駅から地下鉄の乗車し、「250日目の地下鉄デモ」を開始した。パク・ギョンソク全障連代表は8時52分ごろ首にはしごをかけて地下鉄に乗車しようとしたものの、ソウル交通公社側が搬入に反対したことで地下鉄の運行が遅延した。双方は約10分間言い争った後、パク代表ははしごを下ろして乗車した。きょうのデモは三角地駅からソウル駅を経てシチョン（市庁）駅に到着する形で実施された。デモは30分程度行われ、無停車通過の措置はなかった。

全障連は昨年12月3日から国会に障害者権利予算の反映を要求し地下鉄デモを実施してきた。今月14日にはソウル交通公社が全障連のデモにより地下鉄の運行が「深刻に」遅延したと判断し、三角地駅から無停車通過措置を取ったことで全障連が反発した。

全障連の関係者らは地下鉄デモを終えた後、ソウル市庁正門前に集まり呉市長を糾弾した。パク代表はソウル交通公社の無停車通過が障害者と非障害者を分け隔てる措置だと声を高めた。パク代表は、「無停車という暴力的な方式で障害者と非障害者を分け隔てる事態を生んだ」とし、「このような措置を下した呉市長に謝罪を促す」と話した。