韓国　きょうのニュース（１２月１３日）

◇ＢＴＳのＪＩＮが陸軍入隊　車に乗ったまま部隊内へ　人気グループＢＴＳ（防弾少年団）の最年長メンバー、ＪＩＮ（ジン）さんが１３日、兵役の義務を果たすため陸軍に現役兵として入隊した。ＪＩＮさんや所属事務所の関係者らが分乗した複数の車は、午後１時４０分ごろに新兵教育隊の詰め所を通過した。ＪＩＮさんは車から降りたり、窓から顔を出したりすることなくそのまま構内に入った。現場にはＪＩＮさんを一目見ようと数十人のファンも訪れたが、本人と所属事務所が訪問を控えるよう要請していたため、懸念されたような大きな混乱は起こらなかった。◇尹大統領「ポピュリズムが健保制度の根幹揺るがした」　前政権の政策破棄へ　尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は１３日の閣議で「国民の健康を守る最後のとりで、健康保険の正常化が急がれる」と述べ、健康保険改革の推進を表明した。健康保険の保障性を強化した前政権の政策、いわゆる「文在寅（ムン・ジェイン）ケア」からの大きな方向転換を言明したことになる。尹大統領は「健康保険改革は選択でなく必須」と強調した。前政権の政策について「保障性の強化に５年間で２０兆ウォン（約２兆１１００億円）超をつぎ込んだ。政府が医療の乱用と健康保険のただ乗りを放置したことで、多くの国民に負担が転嫁された」と指摘。「ポピュリズム政策は財政を破綻させ、健康保険制度の根幹を損ね、結局は国民に大きな犠牲を強いる」と批判した。◇来年から０歳児家庭に月７万円支給　政府が保育基本計画　保健福祉部は、０歳児を育てる家庭に月７０万ウォン、１歳児のいる家庭に月３５万ウォンを支給する「親給与」の新設などを盛り込んだ「第４次中長期保育基本計画」を発表した。第４次計画は向こう５年間（２０２３～２７年）の保育サービスの発展方向を提示するもので、深刻な少子化に対応するため乳児期の総合養育支援と保育サービスの質向上に重点を置いて支援を強化する内容になっている。韓国は合計特殊出生率（１人の女性が生涯に産む子どもの推定数）が２１年に０．８１と過去最低を更新した。◇孫興ミンが英国に向け出発　トットナムに復帰へ　サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）カタール大会に出場した韓国代表の主将、孫興ミン（ソン・フンミン、英トットナム）が所属チームに復帰するため、英国に向けて仁川国際空港を出発した。カタールから帰国後、８日に青瓦台（旧大統領府）の迎賓館で開かれた尹錫悦大統領夫妻との夕食会に出席するなどしばらく韓国で過ごした孫は、チームに合流して２６日から再開されるイングランド・プレミアリーグなどの試合に備える。