WSJは12日(現地時間)、英国出身のエマ・タッカー氏の編集局長任命を承認したと明らかにした。1889年の創刊以降、女性が編集局長になったのはタッカー氏が初めてだ。
タッカー氏はオックスフォード大学で政治、哲学、経済学を専攻し、英フィナンシャル・タイムズで記者生活をスタートさせた。2020年1月から日刊新聞タイムズの日曜版サンデー・タイムズで編集局長を務めた。
タッカー氏は英国政府の新型コロナウイルス防疫政策実績を積極的に取材するよう支援し、デーヴィッド・キャメロン元首相の不適切なロビーなど政財界関連の批判記事も発掘した。特に、データや分析記事を活用し、サンデー・タイムズのデジタル購読者数を大きく伸ばした。
WSJの親会社ニューズ・コープはタッカー氏を紹介しながら、「デジタルの成長を導き、新型コロナパンデミックに関するニュース発掘を率いたベテラン記者」と伝えた。
WSJのロバート・トムソン最高経営責任者(CEO)は「タッカーはデジタル時代のビジョンを備え、倫理的に完ぺきなジャーナリスト」とし、「タッカーのビジョンと経験はグローバル市場でWSJが成功するのに一役買うだろう」と述べた。
タッカー氏は「WSJの優れたジャーナリズムのファンであり読者として、編集局長になれて光栄」と明かした。
タッカー氏の任期は来年2月から公式的に始まり、1か月間は現編集局長のマット・マレー氏から引き継ぎをおこなう予定だ。
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