韓国　けさのニュース（１２月１３日）

◇１４年ぶり貿易赤字確実に　５００億ドル超も　韓国の今年の貿易赤字が過去最大を更新し、初めて５００億ドル（約６兆８８００億円）に達する可能性が指摘されている。原材料価格の上昇に輸出の鈍化も重なって貿易収支が１４年ぶりに赤字に転じることが確実視されており、来年も貿易赤字が続くとみられる。関税庁によると、今年の貿易収支（通関ベース、速報値）は今月１０日の時点で４７４億６４００万ドルの赤字となり、過去最大の赤字を記録した。これまで最大だった１９９６年（２０６億２４００万ドル）の２．３倍に上る規模だ。貿易収支の赤字はリーマン・ショックがあった２００８年（１３２億６７００万ドルの赤字）以来１４年ぶりとなる。◇パク・チャヌク監督「別れる決心」　ゴールデン・グローブ賞候補に　パク・チャヌク監督の最新作「別れる決心」が米映画賞「第８０回ゴールデン・グローブ賞」の非英語映画賞（旧・外国語映画賞）候補５作品の一つに選ばれた。ゴールデン・グローブ賞を主催するハリウッド外国人映画記者協会（ＨＦＰＡ）が１２日（現地時間）、ノミネートを発表した。同作は「お嬢さん」（２０１６年）以来、６年ぶりとなるパク監督の長編作品。変死事件を捜査することになった刑事（パク・ヘイル）が、死者の妻（タン・ウェイ）に疑いを持ちながらも引かれていく姿を描いたメロドラマだ。◇ＢＴＳのＪＩＮ　きょう兵役のため入隊　人気グループＢＴＳ（防弾少年団）の最年長メンバー、ＪＩＮ（ジン）さんが１３日、兵役の義務を果たすため陸軍に現役兵として入隊する。ＪＩＮさんは１９９２年生まれの満３０歳。２０２０年に改正された兵役法に基づき、文化体育観光部長官の入隊延期推薦を受けて今年末まで入隊が延期されていたが、先月、入隊延期の取り消しを申請し、年内の入隊が決まった。前線の陸軍師団新兵教育隊に入隊する。軍は、ＪＩＮさんの入隊を見届けようとファンや報道陣などが詰めかけると予想し、事故防止のため総合状況室を運営する。◇北朝鮮軍による射殺事件　検察が情報機関前院長を取り調べへ　文在寅（ムン・ジェイン）前政権期に黄海上で起きた北朝鮮軍による韓国男性公務員の射殺事件を巡り、ソウル中央地検は１４日、情報機関トップだった朴智元（パク・ジウォン）前国家情報院長の取り調べを行う。朴氏は当時の状況についての諜報（ちょうほう）報告書などを無断削除した疑い（国家情報院法上の職権乱用など）で今年７月に告発された。朴氏は削除を指示された事実はなく、国家情報院の職員にも指示をしていないとして容疑を否認している。◇新規コロナ感染者８万６８５２人　約３カ月ぶり高水準　中央防疫対策本部は１３日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から８万６８５２人増えたと発表した。新規感染者数は９万人を上回った９月１４日以来、約３カ月ぶりの高水準となった。