韓国外交部(外務省)によると、パク外相と王毅外相は1時間15分のオンライン会談で、中韓関係や朝鮮半島問題・地域および国際情勢など相互の関心事について話し合った。
両外相は「先月のG20会議を機に行なわれた中韓首脳会談が、相互尊重・互恵・共同利益に立脚した新たな中韓協力時代を開く重要な里程標になった」と評価し、両首脳が合意した両国関係の発展方向にしたがって後続措置を円満に履行していくため、緊密に協力していくことにした。
つづいて両外相は、外相間の相互訪問を含めた2+2次官級外交安保対話・外交次官の戦略対話・人文交流促進委員会・1.5トラック対話など、多様なレベルにおける高位級交流をスピード感をもって推進していくことにした。
また両国の外務省は「ことし8月の青島外相会談を機に推進することで合意した “中韓未来発展のための共同行動計画”採択のための協議を加速化させていこう」ということで意見が一致した。
その他にも両外相は「供給網の疎通拡大」「中韓FTA(自由貿易協定)サービス投資公式交渉のすみやかな再開」「航空便の増便」「人的交流拡大および文化コンテンツ交流の活性化」など、多様な分野で実質的な協力の具体的な成果を達成するため、積極的に協力していくことにした。
一方、朝鮮半島問題についてパク外相は、ことし過去最多の回数の弾道ミサイル発射など北朝鮮の挑発に懸念を示し「北朝鮮が核実験をはじめとしたさらなる挑発を自制し非核化対話の道へと進むようにすることは韓中間の共同利益であり、韓中間における緊密な協力が最も必要な時だ」と強調した。
つづけて「中国側が、ユン・ソギョル(尹錫悦)政府の対北政策ロードマップ“大胆な構想”など、北朝鮮との対話の努力を積極的に支持してくれることを期待する」と語った。これに王毅外相は「今後、朝鮮半島問題について建設的な役割をしていく」と答えた。
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