ロイター通信は、船舶データ提供会社であるクラークソンズ・リサーチ社を引用して、今年において中国の造船会社は98億ドル(約1兆3,404億円)規模のLNG運搬船45隻を受注したと伝えた。受注件数では昨年に比べて3倍増えたが、今年163隻の新規発注中の30%に相当するLNG運搬船が中国の造船会社3社に集約される計算となる。
11月末基準で今年の中国造船会社のLNG運搬船受注隻数は66隻で、約600億ドル(約8兆2,062億円)規模の全世界注文のうち21%を中国造船会社が占めた。現在、LNG運搬船のうち中国の造船会社が建造した船舶は9%に過ぎず、中国の大型造船会社3社のうち大型LNG運搬船の建造経験があるのは上海に本社を置く湖東中華造船が唯一だ。
ロイター通信は、ロシアのウクライナ侵攻によって世界がエネルギー混乱に陥り、LNGの需要が高まると、関連企業が船舶の確保に乗り出したためであると分析した。特に、相対的に高い人件費であっても設計と建造が効率的で国内供給網を備えているという点でグローバル船主らは韓国の造船会社を好むが、韓国造船会社の受注量が上限に達しながら、中国に視線を向けたことになる。
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