各メーカーは正確な販売台数を公開していないが、直近で発表された数値は9月末現在でニンテンドーDSが58万台、ほぼ同時期にPSPが34万台となっており、この時点で合わせて92万台が売れたことが確認されている。さらに新型PSPが9月初めから、以前の製品よりも低価格で発売され好評を受けていることや、最近の卒業・入学・年末などの需要増で販売量急増の傾向などを考慮すると、累積販売100万台の達成は規定事実と受け止められている。
国内の携帯用ゲーム機市場は、一部の業者が任天堂の単純な総販売店としてゲーム機だけを輸入し、パッケージ流通やアフターサービスのない状態で形成されていたが、2005年5月にPSPが発売されたのを契機に本格的な市場が形成され始めた。特に今年に入ってからは任天堂が韓国法人を通じてニンテンドーDSを正式に発売し、有名スターを起用した大々的なプロモーションを展開したことで、市場は急速に成長した。ビデオゲーム市場で苦戦しこれといったマーケティング活動をしていなかったソニー・コンピュータエンタテインメントも来年からは再度活発なプロモーションを展開する計画で、今後の市場拡張にも弾みがつきそうだ。
業界専門家は「1年半近くで30万台規模にとどまっていた市場が今年に入り女性と中年・壮年層、子どもにまで拡大したことで急速に成長した。違法コピー問題を解決し、多様なコンテンツでユーザーサポートを強化すれば、持続的な成長は十分に可能だ」と分析している。
Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0