疾病管理庁中央防疫対策本部によると、11日午前0時時点の新型コロナウイルスの新規感染者数は5万4319人で、1週間前より7769人増加した。日曜日のデータとしては9月4日に7万2112人を記録して以来14週間ぶりに高い数字となった。最近、感染者の増加傾向が安定し、当初の予想よりピーク時期が早くなり、流行が収束に向かうかと期待されていたが、安定していた感染者数が再び増加傾向を見せている。
中央防疫対策本部によると、12日から追加接種の対象が18歳以上の成人から12歳以上に拡大される。12歳から17歳の青少年も成人と同じく1・2回目の接種を完了し、最後の接種日・感染日から90日が過ぎた場合、オミクロンBA.1、BA.4/5変異ベースで製造されたファイザー製ワクチン2種類のうち1種類を選んで接種することができる。mRNAワクチン成分に重症アレルギー発生履歴があったり、mRNAワクチン接種を望まない場合、遺伝子組換えワクチンであるノババックス製の接種も可能だ。
接種を希望する場合、12日から事前予約と当日接種が可能で、事前予約者は19日から接種を受けることができる。防疫当局は小児・青少年の場合、新型コロナウイルスにかかっても重症化する危険性は低いが、再感染率が他の年齢層より高くなる傾向があるため、追加接種を促している。この年齢層の再感染の割合は17.65%で、全体平均の13.29%より4.36%高い。特に慢性肺疾患と心臓疾患、糖尿病、肥満などの基礎疾患があったり、免疫低下者などの高危険群の小児・青少年は、新型コロナウイルスに感染した場合、重症化や死亡リスクが高いため、積極的な接種を推奨している。
ただし、12歳から17歳の青少年の場合、9日時点での2回目の接種率が66.5%で、すべての年齢層の中で最も低い水準となっており、今回の追加接種にどの程度の人数が参加するかは未知数だ。
ペク・ギョンラン疾病庁長は「青少年はオミクロン株に3倍から5倍感染しやすく、2回目の感染リスクが成人より約1.8倍高いので、免疫低下者や基礎疾患がある人などの高リスク群はワクチン接種に積極的に参加してほしい」と述べた。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 107