韓国首相「鉄鋼・石油化学分野に業務開始命令を発動…不法行為に妥協しない」(画像提供:wowkorea)
韓国首相「鉄鋼・石油化学分野に業務開始命令を発動…不法行為に妥協しない」(画像提供:wowkorea)
韓国のハン・ドクス(韓悳洙)首相は、「きょう鉄鋼と石油化学の分野に対し業務開始命令を発動する」と明らかにした。

韓首相は8日、政府ソウル庁舎で臨時国務会議を主宰し、「名分のない集団運送拒否が長期化されたことにより、産業と経済の被害が深刻な状況」とし、先月29日にセメント分野に対し業務開始命令を発動したのに続き、きょう2次的に鉄鋼と石油化学分野に対し業務開始命令を発動する」と伝えた。

韓首相は、「物流はわれわれの経済の血脈だ。物流が止まれば産業が止まり、その被害はそのまま国家経済と民生に跳ね返ってくる」とし、「貨物運送拒否により工場には在庫が溜まり、これ以上稼働できない水準に達した」と説明した。

また、「輸出をしようとしても港湾に運ぶ物流が滞っている」とし、「特に鉄鋼、石油化学製品の出荷遅延は自動車、造船、半導体などの核心前方産業に拡大し、わが経済全般の危機に拡散する懸念がある」と強調した。

韓首相は、「貨物連帯の自発的な復帰をさらに待てば、目の前の状況は非常に緊急で厳重」とし、「政府は追加で鉄鋼と石油化学分野の運送拒否者に対し業務開始命令を発動するしかないと判断した」と今回の業務開始命令の理由を説明した。そして、「今回の措置は経済危機状況からわれわれの経済を守るための政府の特別な対策であり最善の努力」と付け加えた。

韓首相は貨物連帯に、「国家経済を盾にする正当性のない集団運送拒否を今からでも撤回し、迅速に各自の位置に復帰することを願う」とし、「政府の立場は確固としている。政府は不法行為に妥協せず、その責任を厳正に問う」と伝えた。
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