<梨泰院事故>ソウル警察庁長、きょう被疑者として召喚調査…警察指揮部の召喚は初めて(画像提供:wowkorea)
<梨泰院事故>ソウル警察庁長、きょう被疑者として召喚調査…警察指揮部の召喚は初めて(画像提供:wowkorea)
「梨泰院事故」を捜査している警察特別捜査本部は2日午前10時、ソウル警察庁のキム・グァンホ庁長を被疑者として召喚し調査する。

梨泰院の事故と関連し警察指揮部が特別捜査本部に召喚されるのは今回が初めてだ。警察の高位職ではパク・ソンミン前ソウル警察庁公共安寧情報外事部長が23日に被疑者として調査を受け、きのう拘束令状が請求された。高位公職者であるソウル警察庁長は治安正監の階級で警察庁長(治安総監)のすぐ下にあり、警務官より2階級高い。

キム庁長はハロウィーンと関連した治安・警備の責任者として市民の安全を確保する決定をしないなど、事故前後の措置をおろそかにしたという疑惑により警察庁特別監察チームの監察を受けた。

警察庁特別監察チームは先月11日にキム庁長に対し対面調査を1度行い、14日に書面回答を受け取った後、28日に特別捜査本部に監察資料を引き渡した。

特別捜査本部は関連資料を検討した後、キム庁長を業務上過失致死傷の容疑で被疑者立件し、きょう初めての被疑者尋問を行う。

これに先立ち、キム庁長はきのう拘束令状が申請されたイ・イムジェ前ヨンサン(龍山)警察署長と「機動隊の要請」に関する攻防を繰り広げた。イ前署長は、梨泰院事故の4日前から龍山警察署がソウル警察庁に「警備機動隊」を数回にわたり要請したものの、集会・デモが多いため断られたと主張した。

警備機動隊の投入についてキム庁長は、「ソウル警察庁の関連部署である112状況室と警備課に再度確認したところ、ハロウィーンと関連し龍山署から警備機動隊を要請された事実はなかったと確認した」と釈明した。

特別捜査本部は龍山警察署とソウル警察庁の間で立場が異なるため、警備機動隊の投入に対し最終権限があるキム庁長を召喚調査し再確認するものとみられる。特別捜査本部は機動隊の配置をめぐるソウル警察庁内の意思決定の過程を確認するため、きのうソウル警察庁のユン・シスン警備部長を参考人として召喚し調査した。
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