OECDは、来年の韓国の成長率を「1.8%」と展望した(画像提供:wowkorea)
OECDは、来年の韓国の成長率を「1.8%」と展望した(画像提供:wowkorea)
OECD(経済協力開発機構)は、来年の韓国の成長率を「1.8%」と展望した。これは、ことし9月の展望から0.4%下向修正されたものである。その翌年である2024年の成長率は「1.9%」と展望された。

韓国の企画財政部(財務省に相当)は22日「“OECD経済展望(OECD Economic Outlook)”が発表された」として、先のように明らかにした。OECDは「韓国経済成長率は2023~2024年の間、2%に届かない水準で鈍化するだろう」とし「ことしの成長率も2.7%を記録するだろう」と展望した。これは、去る9月の展望値より0.1%下落した数値である。

OECDは「高物価により可処分所得増加の勢いが鈍化することなどが、今後民間消費を制約する可能性がある」と見通し「輸出は、短期的に半導体景気の下向・グローバル需要委縮の影響を受ける可能性がある」と分析した。

また「家計・企業の償還負担の加重による住宅価格の調整および企業不正の危険などが、消費・投資の下向要因として作用するおそれがある」と説明した。

「物価は、サービス・公共料金を中心に当分の間高い水準をみせ、今後だんだんと下落するだろう」と展望した。OECDは「韓国の消費者物価はことし5.2%・来年3.9%・2024年2.3%を記録するだろう」と見通した。

OECDは韓国経済に関して、期待インフレが安定的に形成されるよう、当分の間緊縮的通貨政策を続けることを勧告した。また「財政健全化の持続が必要で、高物価圧力の緩和および急激な高齢化に備え、国会が財政準則を採択すべきだ」と勧告した。

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