中国・北京、新型コロナ感染者新たに2人死亡…「社会面」での感染者が増加＝中国報道

北京市衛生健康委員会の発表によると、11月20日の一日で同市において新たに962人の新型コロナウイルス感染者が確認された。このうち154人が感染確定者、808人が無症状感染例であった。

962人の新規感染者のうち685人は隔離対象者の中から、266人は社会面（隔離管理対象以外の一般コミュニティ）から見つかっている。

同日、新たに91歳女性と88歳男性の2人の死亡例が報告されている。北京市では前日（19日）にも感染者1人の死亡が確認された。

これに先立ち、北京市当局は20日午後に記者会見を開き、最近の北京の感染状況について「社会面から検出される感染者の数が急速に増加している」と話した。

北京市政府の報道官は、社会面での新規感染者数が増加傾向にあり、感染範囲がさらに拡大し、市内の多くの地域で市中内感染の隠れたリスクがあると指摘した。そのため、北京市の防疫管理は「厳しい」状況にあると話した。

市当局は市民の移動を制限するなど防疫措置を強化し、社会面での隠れた感染リスクを減少させていく方針だとした。