航空機内のカーペットが服に、エアプサンがデザイナーとコラボしアップサイクル製品を販売＝韓国

格安航空会社（LCC）の「エアプサン」は18日、デザイナーのユン・ソクウン氏と協業し、廃棄予定の航空機のカーペットを活用して製作したジャケットと帽子を販売すると発表した。いずれも防炎機能を持つ特殊素材で製作された。汚れや色移りしにくいだけでなく、航空機の窓を想起させる刺しゅうを施したポケットがポイントとなっている。帽子はブルーの布地に白のステッチを入れたスタイリッシュなデザインでブリムも十分な長さを確保し、いつでもどこでも手軽にかぶることができる。

本格的な製造と販売は、クラウドファンディングを通じて行われる予定だ。12月2日から2週間、クラウドファンディングサービス「ワディズ」を通じて行い、製品の製造および配送は1月末となる予定だ。

これに先立ちエアプサンは1月、乗務員のキャリアバッグとウェットスーツを活用し、クジラのヒレの形をしたキーリング（キーホルダー）を製作した。また環境月間である6月には、機内のシートカバーとパラグライダーを活用したスリッパとトラベルポーチを発売するなど、ESG（環境・社会・企業統治）のための活動を強化している。