きょう試験が実施される盤浦高校の前には、まだ日が昇りきらない午前7時ごろから校門をくぐる受験生らが目についた。晴れた空に気温は3~4度と、「スヌン寒波」はなかったものの、受験生らは厚いジャンパーを着てお弁当の入ったカバン、受験票や参考書などを持って両親の応援を受けながら試験場に入って行った。
受験生らはやや緊張した様子だったが、「いつも通りに頑張る」、「試験が終わったらやりたいことがたくさんある」と話した。そして、「新型コロナウイルスの流行がおさまったら海外旅行にも行けるのではないか」とし、「今まで貯めてきたお小遣いで、試験が終わったら友達と旅行をしたい」と話した。
保護者らは校門をくぐる子どもの後ろ姿を長い間見つめ、その場を離れられずにいた。「ファイティング」、「ミスをしないように」、「緊張しないように」などと応援した。試験場に入る後ろ姿を写真に撮り、それを拡大して見る母親、校門の外から祈る父親もいた。
入室時間が近づくと受験生らの足取りは速くなった。徒歩で移動する学生らはカバンの中から受験票を取り出し入室を準備した。ある保護者は午前8時ごろ校門の前で、「子どもが7時30分ごろに入ったのに、お弁当を忘れて行った」とし、試験場関係者にお弁当を手渡していた。
試験場を間違えた受験生もいた。午前8時を過ぎて学校に到着したある学生は校門で、「盤浦高校ではなく、ケポ(開浦)高校に行かなければいけない」という説明を聞き、むなしい表情を浮かべた。現場に待機していた警察2人は学生を警察車両に乗せ出発した。
一方、教育部(部は省に相当)によると、今回の大学修学能力試験に願書を提出した受験生は50万8030人だ。警察は試験警備と安全管理のため1万506人を投入した。
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