韓国大統領室の高位関係者は、この日の午後の会見で「中国との二国間における懸案を越え、気候変動・供給網問題などグローバルな課題についても話し合うことができる場が多く設けられている」と語った。
つづけて「中国と、いわゆる “汎世界的”に共に貢献できる空間が充分存在する」とし「中国と力を合わせ、共同善の拡大のために貢献できる空間を模索し、積極的に発掘していく」と強調した。
“韓国政府の外交が米国一辺倒であるため、中国・ロシアなどからの経済報復が懸念される”という指摘には「『わが外交が米国一辺倒だ』という話には同意しがたい」と線を引いた。
この関係者は「基本的に『米韓同盟を中心軸として、韓中関係などその他の国々と協力の幅や機会を拡大していく』という外交を目指している」とし「現政府になってから突然、米国一辺倒の外交をしているとみるのは困難だ」と語った。
“中国による経済報復の可能性の懸念”については「われわれが特定国家からかつて受けた辛い経験を思い浮かべるより、一般的に韓米日の包括的な協力に対し不満をもった国際社会の第三国が、経済的な強圧措置を加える可能性がある」とし「そこに対して韓米日が共に対応していくという一種の象徴的措置や実質的な措置として、(韓米日3か国の)経済安保対話体を今回新設することに合意した」と説明した。
つづけて「一般的な観点で理解をしてほしい」とし「韓米日が中国に焦点を合わせたりターゲットにするというような解釈は避けてくださればと思う」と付け加えた。
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