「大学修学能力試験の遅刻者を乗せられません」…BMWに変わった警察バイクの事情=韓国(画像提供:wowkorea)
「大学修学能力試験の遅刻者を乗せられません」…BMWに変わった警察バイクの事情=韓国(画像提供:wowkorea)
大学修学能力試験の当日(17日)、韓国の警察が遅刻生をバイクに乗せて走る姿は徐々になくなりそうだ。今年だけでウルサン(蔚山)など、一部地域は道路交通法違反を理由に警察のバイクを受験生の移送に投入しないことを決めた。

蔚山警察庁は16日、17日の大学修学能力試験当日に警察のバイクを受験生の移送に活用しないと明らかにした。警察はその代わりにパトカー49台を投入し、受験生が時間どおりに試験場に入れるようにする方針だ。警察のバイクは交通管理に集中的に投入される。

蔚山警察庁が保有しているオートバイ9台はすべてBMW R1200RTモデルで1人乗りだ。さらに人を乗せると道路交通法違反になる。ハーレーダビッドソンモデルも運転席の後ろにスペースが少しあるものの、1人乗りなので原則的には後ろに人を乗せることはできない。道路交通法に規定された乗車人員と積載方法に違反すると、反則金4万ウォン(約4215円)と罰点10点が賦課される。

警察側は「運転席のすぐ後ろには積載箱が設置され、追加で人が座るスペースはない。やむを得ず積載箱の上に乗せることはできるが、積載箱が滑りやすく事故の危険が大きい。何より受験生の安全が重要で受験生を乗せないことにした」と述べた。

蔚山だけでなく、クァンジュ(光州)市、チョルラナムド(全羅南道)、インチョン(仁川)市、カンウォンド(江原道)なども受験生移送にバイクよりパトカーを優先投入する。バイクは交通管理に優先投入し、緊急状況と判断されれば受験生移送に乗り出す。

一方、警察の需要調査によるとサイズは小さいが、加速力の良いBMWがハーレーダビッドソンモデルより選好度が高いという。全国の警察バイクはBMWモデルに交換される動きがあるという。

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