米中会談前に「人権質問」した米記者を中国側関係者が連行

インドネシア・バリ島でバイデン大統領と習近平中国国家主席の首脳会談を取材していた記者が、中国国内の人権関連質問をしたところ中国側関係者に連行される事件が発生したと15日（現地時間）、NBCニュースが報じた。

報道によると、事件は同日、アメリカの記者たちが非公開会談開始前に双方の発言を聞いて会談の場から出てくる途中に起きた。この記者は記者団を代表して大統領の公式行事に参加して取材する記者だ。

ホワイトハウスを出入りするABCニュース所属の記者がバイデン大統領に向かって「中国側に人権問題を提起するのか」と尋ねると、中国側関係者が彼のかばんを持って彼を会談の場の裏側に連れて行った。

バイデン大統領と習近平国家主席は同日開かれたG20（主要20ヵ国）首脳会議直前に非公開会談を開き、両国関係をはじめ北朝鮮核、台湾問題、ウクライナ事態など多様な議題について話し合った。