＜梨泰院事故＞正義党、犠牲者リスト公開を批判「犠牲者を傷つける」＝韓国

正義党議員が15日、イテウォン（梨泰院）事故の犠牲者リストを公開したメディアに対して「犠牲者を傷つける恐れがある」としてリストを削除を求め批判の声を上げた。

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正義党のイ・ウンジュ院内代表は、議員総会で「昨日、一部オンラインメディアが遺族の同意なしに犠牲者を公開し波紋が起きた」とし「労災と各種事故など、いかなる場合にも遺族の立場を尊重することが基本だ」と主張した。

前日、オンラインメディア「市民言論タンポポ」はユーチューブチャンネル「ザ・探査」で犠牲者リストを公開した。彼らは「政府が梨泰院事故犠牲者に対して非公開を固守している。絶えず責任を回避し、責任を論じること自体をタブー視していた政府や政権与党の態度を見過ごせない」と公開背景を明らかにした。

これに対してイ院内代表は「犠牲者遺族に対する政府支援においても、犠牲者に対する嫌悪と嘲弄（ちょうろう）が行き交う状況で、一方的なリスト公開は2次加害を助長する憂慮が非常に大きい。遺族以外にも悲しむ市民も傷つける恐れがある」とし「リストを公開したメディアは犠牲者に対する哀悼を本当に望むならばリストを削除し、国政調査を通じた真相究明が遅滞なく実施されるよう協力してほしい」と話した。