韓国南東部の大邱市にあるキャンプ場(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国南東部の大邱市にあるキャンプ場(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で新型コロナウイルス流行を機にキャンプや車中泊の人気が高まり、全国のキャンプ場の数が3000か所を超え過去最多となったことが15日、分かった。

 韓国観光協会中央会によると、9月末現在、全国のキャンプ場は3205か所で、1年前に比べ401か所(14.3%)増加した。新型コロナ流行前の2019年9月末は2357か所だったが20年9月末は2513か所、21年9月末は2804か所と増え続けた。今年6月末(3065か所)に3000か所を突破したのに続き、9月末に3200か所を超え、過去最多を更新した。

 新型コロナ感染拡大により海外旅行が制限され、家族連れなど少人数で休息できることからキャンプ場が人気を呼び、増え続けた。

 一方、コロナ禍で減少した旅行会社の数は今年5月に感染防止策「社会的距離の確保」が解除されてから増加に転じた。

 旅行会社の数は昨年12月末の2万906社から今年3月末に2万168社に減少したが、その後増加に転じ、6月末に2万275社に増えた。9月末はさらに増え2万511社となったが、新型コロナ流行前の19年9月末に比べると2098社少ない。

 海外旅行に行く人が増えているが、韓国の主な旅行会社は赤字から脱せずにいる。ハナツアーは7~9月期の売上高が374億ウォン(約40億円)で前年同期比225.3%増えたが、218億円の営業赤字を計上した。このほかモドゥツアーが45億ウォン、ベリーグッドツアーが42億ウォン、黄色い風船が55億ウォンの営業損失を計上した。


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